すみれ(紫)〈スミレ科〉
☆花言葉――純潔
すみれは、世界に約400種あるという。花は5枚の可憐な花びら。すみれ色のほか、白、青、まれに黄色もあります。
古代ローマ人は、すみれの花冠をかぶって酒席に出れば、酔いをふせぐと信じていた。宴会中、何度も新しい花冠に取りかえたりしたようです。
中世になると、すみれは聖母マリアの花となる。その匂いや気品もさることながら、キリスト教の美徳の中でいちばん大事とされた謙譲をあらわしていたからでした。「謙譲のすみれ、純潔のゆり、慈愛のばら」とされたのです。
◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
計算などまるでない気高さ。あなたは、きっと一生そのままです。危険な恋にあこがれがちです。でも気をつけて。あなたらしさを大切に。
<岩田裕子著 バースディ花うらない366(小学館)より>