11月18日 つばき

つばき(ピンク)〈ツバキ科〉

☆花言葉――申し分のない魅力
19世紀ヨーロッパでは椿の花がすごい人気だったといいます。
高価だけど、優雅さの象徴として喜ばれた。

ロンドンの大きな花の種屋「ロッディジーズ商会」は、店内に椿の森を持っていた。
クロウタドリやツグミなどが木に巣を作り、開いている温室の窓から、楽しそうに出入りしたという。

パリのしゃれ男、ラトゥール・メズレイは、「椿の君」と呼ばれていた。
いつも椿の花をボタンホールにさし、パリに住んでいた19年間に椿代として5万フランも使ったのだとか。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
寒さの中で春を待っている椿の花は、いつも誠実、そして明るいあなたに似ている。
異性はきっと気づいていますよ。
あなたの深い魅力に。

岩田裕子