02月28日 あんず

あんず〈バラ科〉

☆花言葉――乙女のはにかみ

杏あまそうな人は睡むそうな (室生犀星) 熟した杏の感触は、こんなふう。

どこかのんびりと、少しお行儀が悪い女の子みたいです。大人はいつも「だめ!」って怒るのだけど、この杏娘はいつも笑顔がかわいくて、すぐ許されちゃう。そんなふうな感じがするの。桜が高貴な姫君なら、杏は旅芸人の舞姫。生き生きとした魅力がある。

花は、うす紅、または白。信州などで見るあんずの森は、花びらがふわふわ霞のようにたなびいて、空へ舞いあがっていきそう。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)

人見知りするほう。きちんとしてるから、ふざける子がきらい。でも、近い将来そういう子を好きになっちゃうかも。恋は盲目ですもの。

<岩田裕子著 バースディ花うらない366(小学館)より>

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