すみれ(青)〈スミレ科〉
☆花言葉――愛
ギリシア神話の神がみは、人間以上にわがままでヒステリックで遊び好き。
彼らに比べたら、私たちのほうが、よっぽど優等生で神様みたい! と思うほど。
天帝ゼウスが川の神の娘イオに恋をした。
妻の女神ヘラに気づかれ、あわてて娘を子牛に変えました。
ヘラは子牛を監禁してしまう。
ゼウスは子牛の食料として、はじめに葉をつくる。
これがすみれの葉です。
けれどヘラの怒りはとけず、イオは星にされました。
ゼウスは娘の美しい瞳の色を、花にして草に咲かせました。
それがすみれ。
◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
ひかえめで上品な人。
それなのに、危険にあこがれているのです。
だけど、背のびはヤケドのもと。
自分らしくしてるほうが、楽しいわ。
<岩田裕子著 バースディ花うらない366(小学館)より>