12月21日 松

 松〈マツ科〉

☆花言葉――大胆
『クマのプーさん』はイーヨーのために家を作ってあげました。
それが松林のわき。雪のふる日もイーヨーはこれで暖か。

松の木はヨーロッパでも大切にされている。
大地の女神ギュベレは、恋人の羊飼いアッティスに腹をたて、松に変身させてしまい、泣いていました。
神がみの王が同情し、ギュベレをなぐさめるために、松が1年じゅう緑の葉を茂らせるようにしてやったという。

松の幹のすべての穴は、森の精の出入り口。
妖精の刑罰は、松のさけ目にとじこめられることだとか。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
勇敢でりりしさにあふれる人。卑怯なふるまいが大きらいです。
たくましいあなたですが、ときには人に甘えたりすると今以上の人気者に。

<岩田裕子著 バースディ花うらない366(小学館)より>

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12月20日 スノードロップ

スノードロップ〈ヒガンバナ科〉

☆花言葉――希望
雪白の、冷たい美しさ。寒さをはねのけ、凛と背すじをのばすその姿は、まさに「希望」の象徴なのです。
スコットランドでは、お正月より前に、この花を見つけると、翌年の幸せが約束されるといわれます。
また、この花をよく飾る人は、不幸のさなかに友達に助けられるとか。

黒い子猫のキティーちゃんにいつもしてやられてばかり。
のんびりやで、内気な白い子猫は、その名も「スノードロップ」。
ルイス・キャロルの『鏡の国のアリス』で大活躍するのよ。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
希望を信じて地道な努力をわすれない。そして、とても冷静な人。
うまくいかないことがあったとしても、あなたならいつか成功します。

<岩田裕子著 バースディ花うらない366(小学館)より>

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12月19日 ゆきのした

ゆきのした〈ユキノシタ科〉

☆花言葉――切実な愛情
大きな葉と対照的に、小さな白い花がたくさん咲きます。
それが、雪がふりかかったようなので、「雪の下」の名前に。
花は横向き。というより5枚の花びらのうち3枚があまりに小さく、それでいろんな形になるのです。

葉は、おいしい。てんぷらの材料です。
また薬草でもあり、煎じて飲むと、百日ぜきやひきつけにきく。
葉をあぶってはると、おできややけど、しもやけを治すとか。
成分に、硝酸カリと塩化カリを含んでいるからですって。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
向学心は誰にもまけません。専門の分野を伸ばせば、学者も夢じゃないわ。
ただし恋にはクール。相手から積極的に好かれる。受身派ね。

<岩田裕子著 バースディ花うらない366(小学館)より>

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12月18日 ひのき

ひのき〈ヒノキ科〉

☆花言葉――不滅
大学1年の旅先は、冬の高野山でした。
激しい雪にこごえきり、宿舎のお寺に帰ると……、そのお風呂が総ひのき。
洗い場も、丸い湯舟も、天井も。
木の香りと、体の心からのあたたかさに、ひのきのすばらしさを実感したのです。

「木材のエルメス」といったブランド品。
建材として最高級なら、樹皮もそうで、神社仏閣の屋根に使われる。
清少納言によると「親しみのある木ではないけど、おもむきがある」とか。
名前は「火の木」から。
昔の人はこれをすり合わせ、火をおこしたのです。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
着実に事を成しとげていく強い人。
目的に向かってつき進んでいく姿勢は、人びとに勇気をふるいおこさせます。
激しい情熱の持ち主。

岩田裕子

12月17日 きょうちくとう

きょうちくとう〈キョウチクトウ科〉

☆花言葉――危険
「夾竹桃」は、竹のように細い葉。
桃のようにあでやかなピンクの花を咲かせる常緑樹です。
車のたくさん通る街にも涼しげに咲く、公害に強い都会の木。

美しさの一方では、毒が強く、根や葉や枝ばかりでなく、花びらにも毒が含まれている。
美しさに油断して近づく、子どもや動物たちを犠牲者にしているのだとか。
ぶどう酒にこの花びらをひたすと、酔いが早くまわり、根には眠り薬の作用もあるという。
この花の蜜は、狂気を誘うともいわれています。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
友情をとるか、それとも恋を……と悩んだとき、あなたは親友を選ぶ人。
本当に幸せな恋をしたときは、友達も大賛成してくれますよ。

岩田裕子

12月16日 きづた

きづた〈ウコギ科〉

☆花言葉――友情
ヨーロッパに昔からあるつたで、ほかの木にからみついたりはしません。
冬に花ひらくので、「冬つた」とも呼ばれます。
青白い小花が集まって、丸い花束のように見える。

みつばちが、その年最後に吸う蜜がこの花なのです。
きづたの蜜は濃くて、しかもしずくがしたたるほど豊富にあり、緑がかって、心地よい香りも持っている。
花が散り、虫たちが去ると、こんどは鳥が集まります。
花のあとの果実が目あてなのです。

常緑性のきづた。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
誠実なあなたですもの、誰からも好かれてるのは当然。
でも甘えんぼさんで、つい友達に頼りがちね。
ときにはひとりで行動を。
楽しいよ。

岩田裕子

12月15日 ポインセチア

ポインセチア〈トウダイグサ科〉

☆花言葉――聖なる願い
ポインセチアの赤を見るたび、思います。
サンタクロースの服の切れっぱしでできてるんじゃないかしら……って。
さわってみると、厚くてベルベットみたいな肌ざわり。
着古した服地のよう。
だけど本当は花びらではなく、赤い葉っぱなのだそうです。

メキシコ原産。
この国の暑いクリスマスは、まっ赤なポインセチアが家にも学校にもお店にも飾られ、国中が赤い波にのみこまれてしまったかのよう。
魔よけになります。
色ちがいのポインセチアもある。
白やピンクでかわいい。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
寒さに負けす美しいポインセチアのように粘り強く頼りになる人。
みんなに信頼されています。
あせらずよい人を待てば素敵な恋が始まる。

岩田裕子

12月14日 アシ

アシ〈イネ科〉

☆花言葉――音楽
古代ギリシアの少年たちは、羊の番をしながら、細いアシに穴をあけてつくったアシ笛を吹き、夜になるまで楽しんだといいます。
『ギリシア神話』では、牧羊神パン(上半身は人間で、下半身はヤギ)がアシ笛の名手とされた。
ミダス王がパンと仲よしになり、アシ笛を聞くのを楽しみにしていた。
ところが山の神トモラスはオルフェの竪琴のほうが音色がよい、と判断したのです。
ミダス王はそれに反発。
怒った山の神は、王の耳をロバの耳に変えてしまったとか。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
ひとを頼りにする傾向があります。
決断力がありそうに見えて、甘えんぼうなんですね。
愛情深く、やさしいあなた。
自立心は養ってね。

岩田裕子

12月13日 つばき(白)

つばき(白)〈ツバキ科〉

☆花言葉――申し分のない魅力
『五弁の椿』という小説があります。
時は江戸時代。
清楚で美しい娘が、次つぎと5人の男を殺していく。
恋をしかけて、相手が油断したところを、かんざしでひとつきにするのです。
死体のかたわらには、必ず1輪のつばきの花。
相手はみな、父のカタキでした。

この妖艶な娘は、まさにぽってりと厚ぼったい花びらをした、美しいつばきの化身のよう。
ぽたりと土の上に落ちる、そのいさぎよさといい、なんとも魅力がある花。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
優雅な雰囲気。
品もあってかわいくて、あなたは魅力的です。
でも、自分から恋をしかけるのは苦手。
はじめは、よい聞き手になることです。

岩田裕子

12月12日 プラタナス

プラタナス〈スズカケノキ科〉

☆花言葉――天才
街路樹として親しまれている。
その葉の生い茂った木陰は涼しく、風がふきわたって気持ちよいのです。

そのせいか、古代の英雄アレキサンダー大王が、この木陰でまどろんだという。
そして夢を見ました。
玉座にすわった王は、2匹の空飛ぶ怪獣グリフィンを結びつけて、天空へと飛んでいったという。
大地がぽっちり小さく見えたころ、神の怒りにふれて地上に戻ってきた。
そんな夢。
ギリシアの哲学者プラトンは、この木の生えたアカデミアの森で学生に哲学を教えたという。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
なみはずれた天才的な何かを持っている。
気づいていますか。
きっと成功します。
ただし、油断すると、突然、足をすくわれるかも……。

岩田裕子