02月28日

あんず〈バラ科〉

☆花言葉――乙女のはにかみ
杏あまそうな人は睡むそうな (室生犀星)
熟した杏の感触は、こんなふう。
どこかのんびりと、少しお行儀が悪い女の子みたいです。
大人はいつも「だめ!」って怒るのだけど、この杏娘はいつも笑顔がかわいくて、すぐ許されちゃう。
そんなふうな感じがするの。

桜が高貴な姫君なら、杏は旅芸人の舞姫。生き生きとした魅力がある。

花は、うす紅、または白。
信州などで見るあんずの森は、花びらがふわふわ霞のようにたなびいて、空へ舞いあがっていきそう。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
人見知りするほう。
きちんとしてるから、ふざける子がきらい。
でも、近い将来そういう子を好きになっちゃうかも。
恋は盲目ですもの。

<岩田裕子著 バースディ花うらない366(小学館)より>

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02月27日

ばらのとげ〈バラ科〉

☆花言葉――厳格
それは、ヴィーナスのしわざでした。
キユーピッドが散歩してると、ばらの中でも最も美しいばらを見つけた。くらくらとめまいがする思いで、キスしようと顔を近づけると……プシュ! 痛ああっ!! 花の中の蜂がびっくりして、キューピッドを刺したのです。

怒ったのは、母のヴィーナス。息子のキューピッドの仕返しに、蜂をつかまえると、その針をぬき、ばらの木に植えつけたのですって。
だから、今もばらにはとげがあるのです。それでとげのある植物はバラ科に多い。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
あなたは正義感がつよく、曲がったことが大きらい。みんなに頼りにされる人。
でも恋をしたら、少しゆるめて。厳格すぎては恋はできない。

<岩田裕子著 バースディ花うらない366(小学館)より>

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02月26日

すいば〈タデ科〉

☆花言葉――情愛

「酸い葉」と書きます。
蓚酸を含むから、すっぱい味がする。
それで「すいば」。
土手や道端などあちこちに生えているので、昔の子どもたちは、これを吸って遊んだのです。

英語名は「ルーメックス」。
やっぱり「吸う」という意味で、古代ヨーロッパでも、のどのかわきをいやすために、この葉を吸ったことから名づけられました。
またの名を「スカンポ」。

ゆでたり、酢の物にしたり、煮て食べてもおいしい。
ただし、生で食べると、血液中のカルシウムを失います。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
さっぱりして、気どらない性格。
友達がたくさんいます。
でもあまりのりすぎると、同性の目ざわりに。
敵をつくると恋を邪魔されますよ。

<岩田裕子著 バースディ花うらない366(小学館)より>

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02月25日

フリージア〈アヤメ科〉

☆花言葉――純情
すっと背すじののびた茎に、ろうそくの炎を思わせる花が、いくつも並んで咲いています。
いかにも寒さに負けない、さわやかなイメージ。
ほんのり甘やかな香りをただよわせ、さっそうとした女の子を思わせる。
凛と自立していて、だけどやさしく、美しいのです。

北欧の花のようだけど、南アフリカ喜望峰の原産。
熱帯の花なので寒さに弱いのですが、温室では冬でも花が咲きます。
黄のほか、オレンジ、ピンク、白などのパステルカラーをそろえてる。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
潔癖でまじめな人柄。
いいかげんな人が大きらいです。
珍しいほど純情なあなたに、夢中の人がどこかにいますよ。
誘惑には気をつけて。

<岩田裕子著 バースディ花うらない366(小学館)より>

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02月24日

すみれ(紫)〈スミレ科〉

☆花言葉――純潔
すみれは、世界に約400種あるという。
花は5枚の可憐な花びら。
すみれ色のほか、白、青、まれに黄色もあります。

古代ローマ人は、すみれの花冠をかぶって酒席に出れば、酔いをふせぐと信じていた。
宴会中、何度も新しい花冠に取りかえたりしたようです。

中世になると、すみれは聖母マリアの花となる。
その匂いや気品もさることながら、キリスト教の美徳の中でいちばん大事とされた謙譲をあらわしていたからでした。
「謙譲のすみれ、純潔のゆり、慈愛のばら」とされたのです。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
計算などまるでない気高さ。
あなたは、きっと一生そのままです。
危険な恋にあこがれがちです。
でも気をつけて。あなたらしさを大切に。

<岩田裕子著 バースディ花うらない366(小学館)より>

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02月23日

ポプラ〈ヤナギ科〉

☆花言葉――やさしい不安
昔から「ふるえる木」と呼ばれているのです。
大きな葉っぱが風に吹かれて、さらさら細かくひるがえる。
それがふるえてるみたいに見えるからですって。

キリストをはりつけにした十字架、あれがポプラだったといわれています。
聖なる血がこの木にふりかかって以来ふるえるようになったとか。
また、キリストが森の中を通るとき、頭を下げなかった唯一の木で、そのためふるえる罰を受けた。
そんな説もあるの。

北海道大学のポプラ並木は有名です。
夜に通りかかると銅版画のよう。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
のんびりやのように見えて、実は神経質なあなた。
別な言い方をすれば、繊細なのです。
もしかすると、芸術家になれるかもしれません。

<岩田裕子著 バースディ花うらない366(小学館)より>

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02月22日

かいどう〈バラ科〉

☆花言葉――温和
海棠や白粉に紅をあやまてる(蕪村)
かいどうの淡いピンクの花びらを、蕪村はこんなふうに表現しました。

お白粉みたいな純白に、紅を2~3滴こぼしてしまった。
紅がにじんで広がって、濃淡の少しある微妙なピンクができあがる。
そんな感じの花の色です。

昔、中国の玄宗皇帝が、夫人の楊貴妃の美しいほろ酔い姿を見て「まだ酔ってるか」と聞いたところ「海棠の眠り、いまだ覚めず」と答えたという。
眠たくなるような、優雅なピンク。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
天使のように明るくて無邪気。
おとなしくて、やさしくて、だまされやすいほうです。
変だな……と思ったら気をつけたほうが安全です。

<岩田裕子著 バースディ花うらない366(小学館)より>

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02月21日

マリゴールド〈キク科〉

☆花言葉――可憐な愛情
「きんせんか」の英語名なのです。
2月2日から12月8日まで5回ある聖母マリアの祭日。
この日にいつも(つまり1年じゅう)咲いているので「マリア様の黄金の花」(マリゴールド)と呼ばれるようになりました。

太陽神アポロンに恋したニンフがいた。
彼の恋人をねたみ、その父に密告したのです。
父は怒り、娘を生き埋めにしてしまう。
ニンフは深く反省した。
地に座って9日間、空を行き来するアポロンを見つめるうち、足の方から少しずつこの花に変身していったという。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
あなたにばかりつらく当たる人がいます。
あなたを嫉妬しているのか、あこがれているのか、どちらか。
逆にやさしくしてあげるのも手よ。

<岩田裕子著 バースディ花うらない366(小学館)より>

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02月20日

パイナップル〈パイナップル科〉

☆花言葉――あなたは完全です
植物の中でも、エキサイティング。
だってあの形。
ピンピンと元気な葉っぱの下にはゴツゴツと痛いくらいな堅い皮です。

切りわけると、中身は丸く穴があいてて、黄色いドーナツといったふう。
真夏、お庭やベランダにテーブルを出して、冷蔵庫でギンと冷やしたた新鮮なパイナップルを食べる。
甘い水分がシュワッと口いっぱいに広がって。
この世の天国という気がする。

西インド諸島で、コロンブスが発見し、ヨーロッパに持ち帰った。
花は緑色ですって。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
友達を大切にする人。
勉強もけっこう好きです。
それなのに、ちょっとの欠点を気にしすぎてませんか。
今のままで充分、完全よ。

<岩田裕子著 バースディ花うらない366(小学館)より>

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02月19日

あざみ〈キク科〉

☆花言葉――独立
大地の女神が、詩人ダフニスに恋をした。
打ち明けようとしたのに、彼は気づかず旅に出てしまう。
女神は嘆き悲しみ、その思いを花にしたところ、とげだらけのあざみになった――そんなギリシア神話があります。

北欧神話では、雷神トールにささげられている。
この花を身につけた者は、雷神に守ってもらえると言われています。

不吉な別名があって「悪魔の野菜」というの。
でも、悪魔には強く、東ヨーロッパではあざみを戸口に植えておくと、悪霊が入ってこないとされる。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
あなたはきっと早くから親元を独立する人でしょう。
自分自身をきびしく管理できるからです。
もう少し笑顔をふやせば、幸せは確実。

<岩田裕子著 バースディ花うらない366(小学館)より>

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