クロッカス(黄)〈アヤメ科〉
花言葉――不幸な恋
春の空気を体中で喜んでいるかのクロッカス。まだ寒い朝、突然はじけるように咲きそめる。
伝説によると、クロッカスは、たくましい美青年でした。彼は美しいニンフと恋に落ちたのですが、神がみの祝福をもらえず、絶望の果てに、ふたりは自殺してしまう。花の女神フローラが気の毒に思い、青年を黄金色のクロッカスに、娘をサルトリイバラに変えたという。聖バレンタインにささげられている。この聖人の祝日近くに花ひらくので、恋の日に咲く、不幸な恋の花。
花うらない(この日が誕生日の方へ)
苦しい恋を経験することでしょう。悲しまないで。あなたは幸せなのですから。だって不幸の影もない人生なんて、退屈なだけですもの。
岩田裕子