すみれ(黄)〈スミレ科〉
花言葉――いなかの幸福
古木のうつろに黄色に董の咲くうつつ春の朝
(西脇順三郎詩集)
早春の光を浴びて、さりげなく咲く黄すみれ。黄すみれは珍しいけれど、日本のすみれ90種ほどの中で、3~4種はあるのです。ヨーロッパでは、匂いを味わい、庭に栽培して愛した花。日本では、野山でぐうぜん出会うのを楽しんだ花です。
山路きてなにやらゆかしすみれ草
これは、江戸時代の有名な俳人、松尾芭蕉の俳句です。
花うらない(この日が誕生日の方へ)
気立てのよさは、天下一品。草原のようにさわやかな人。人とうまくいかないときは、精神的に身をかがめ、相手に合わせるようにして。
岩田裕子