ばら(ピンク)〈バラ科〉
☆花言葉――時の感銘
ルイ16世の王妃、マリー・アントワネットがばらの花を大好きだったのです。華やかな彼女に、なんてよく似合う。
15歳でオーストリア宮廷からフランスにおこし入れするとき、馬車には、香りのよい美しいばらをあふれるほどいっぱい積んでいたのだとか。
後に、ルブラン夫人が描いた彼女の肖像画を見ると、気品ある美貌の王妃の、ふっくらとした白い手には、ピンクのばらの小枝がにぎりしめられている。
ばらの似合う王妃は、やがて革命のため、断頭台の露と消えました。
◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
愛と美のヴィーナスが守護神。こまやかな愛情をそそぐあなたは、いつも恋のまっただ中にいます。傷つけ合うことはなるべく避けて。
岩田裕子