7月30日 ほうせんか

ほうせんか〈ホウセンカ科〉

☆花言葉――私に触れないで
ギリシア神話。オリューンポスの神殿で、ある女神が盗みの疑いをかけられた。結局は、意地悪な神のいたずらとわかり、疑いは晴れたけれど。潔癖な女神には、疑われたこと自体が大きな屈辱でした。
くやしさと恥ずかしさのため、自らほうせんかの花に姿を変えた。実が熟すると、そっと触れただけで、種がはじけ散る。それは女神が、自分の心をひらき、今も無実を訴えているのだとか。
この花びらを爪にぬると、ほんのり色づいて、マニキュアになるわ。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
好ききらいがはっきり。でも、わがままが許されるのは、子どものうちだけよ。持ちまえの明るさで、苦手な人もあなたのファンにしよう。

岩田裕子