水仙〈ヒガンバナ科〉
花言葉――自己愛
美少年ナルキッソスは、多くの妖精や娘たちにあこがれられたのですが、うるさがるだけでした。ところがある日、泉の中に美しい人が住むのを見つける。恋こがれ、手をのばすと、そのひとは消えてしまう。ナルキッソスは恋のためすっかりやつれ、とうとう泉に飛びこんで死んでしまったのです。
そして、岸辺に咲いたのが、水仙の花。彼が恋したのは、自分自身でした。水仙には、頭を麻ひさせる作用があるとか。恋わずらいも頭の病気のようなものですね。
花うらない(この日がお誕生日の方へ)
傷つくことを恐れて、引っ込み思案になりがち。もっと自分の魅力に自信をもってごらんなさい。まずは笑顔を見せることからはじめて。
岩田裕子