ヒアシンス(紫)〈ユリ科〉
☆花言葉――私は悲しい
美少年ヒュアキントスをめぐる三角関係。
彼を愛しているのは、太陽神アポロンと西風の神ゼフュロス。
でも少年は、移り気な西風よりも、雄々しい太陽神のほうにひかれかけていた。
ある日、ヒュアキントスはアポロンに誘われて、円盤投げに夢中になる。
ゼフュロスはやきもちをやき、飛んでいる円盤にここぞとばかり大風をふきつけ、少年のおでこにぶつけました。
どくどくと血が流れて、ヒュアキントスは死んでしまう。
血だまりの中から、美しい紫の花が。
ヒヤシンスです。
◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
淋しがりやではありませんか。
ついつい甘えてしまうほうですね。
そんなあなたをかわいいと思う人は多いはずです。
でも甘えすぎないで。
<岩田裕子著 バースディ花うらない366(小学館)より>