10月24日 ふよう

ふよう〈アオイ科〉

☆花言葉――繊細な美
中国に「成都」という都市があった。
ときの皇帝は、城の周囲40里にわたって、ふようの花を植えさせ、城中もまたこの花であふれさせて、その華やかな美を楽しんだという。
中国原産。
淡いピンクのこの花は、酔芙蓉の呼び名があります。
ほのかな紅が風にふるえるその様子は、色っぽい美女を思わせる。
昔の人は、酒にほろ酔いかげんの楊貴妃にたとえたのです。

純白のこの花は、日本では、富士山にたとえている。
一輪の芙蓉に秋をとどめたり   虚子

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
優雅なものごしが身についてる。
魅力的な人です。
微妙な美しさが漂ってるので、異性に追いかけられそう。
でも恋人は自分から選んで。

岩田裕子