やなぎ〈ヤナギ科〉
花言葉――憂うつ
魔女のほうきは、やなぎでできてるのですって。魔女たちのボートもまた、やなぎの枝を組んで作られ、それに乗って海へこぎ出すという。
ケルト族の習慣では、やなぎは4月15日を表わす。この日は、飲めや歌えの大騒ぎ。合い間にこの木から、魔法の露をしぼりとるのだとか。
ほっそりした女性を、柳腰というのは日本。やなぎが風にひるがえる様子が優美な女性を思わせるのです。ギリシア神話では、パエトンという美女が、枝の長い、緑のやなぎに姿を変えた。
花うらない(この日がお誕生日の方へ)
繊細。そして傷つきやすい人ですね。ある程度のことは「やなぎに風」と受け流したほうが、楽。憂うつに負けない覚悟を持ちましょう。
岩田裕子