7月3日 ざくろ

ざくろ〈ザクロ科〉

花言葉――成熟した美

赤くてパッカリわれると、中から種子のつぶつぶがのぞく。子どもの頃近所のお寺の境内で見たざくろの実は、不気味なほどの赤でした。でも、その花は、赤といってもおだやかな色味の花びらで、華やかな黄色のおしべも美しいのです。

神話のざくろ。ゼウスの娘ペルセポネが、地獄の神プルトンにさらわれた。そして、だまされ、ざくろの1粒を食べてしまう。彼女はそのため、1年の半分を地獄で暮らさねばならなくなった。種をまいてから、半年も地中で過す、ざくろを口にいれたからです。

花うらない(この日がお誕生日の方へ)

目に見えない、人の心の清らかさ。それがわかるようになったとき、あなたは一段とステキな人になるのです。成熟した美人に、です。

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岩田裕子