12月4日

葉ぼたん〈アブラナ科〉

☆花言葉――利益
ぼたんの花のように美しいので、葉ぼたん。
外側の葉は青黒く、内側の葉が、紫や黄、白、赤などに色づいているのが、まるで大輪の花そっくり。

ところが、キャベツの変種なのだそうです。
昔、中国の宰相だった諸葛孔明が、戦場をめぐるたび、キャベツの種をまいて、兵士の食料に作らせた。
それが少しずつ改良され、不思議な美しさのある葉ぼたんになったのだといいます。
木枯しの吹く寒い季節、あでやかに私たちの目を楽しませてくれる。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
計画性があって、どうすれば成功するか、本能的にわかる人です。
学校でも仕事でもうまくやっていける。
チャレンジ精神を発揮してね。

岩田裕子

12月3日

つばき(赤)〈ツバキ科〉

☆花言葉――ひかえめな美点
マルグリット・ゴーチェは社交界の花形だった。
遊び好きな女だったのですが、やがて純情な青年と恋におち、別れに苦しみながら、死んでいきます。
彼女はいつも髪につばきを飾っていたので『椿姫』と呼ばれていました。
オペラにもなった、フランスの恋愛小説。

つばきは、あれほど大きく美しいのに、香りがないのです。
それで病弱な椿姫でも、毎日身につけることができたとか。
大島の名産「椿油」は、さっぱりとして、永遠のロングセラー。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
あなたは自分を隠しています。
それは真紅に燃えるつばきのような情熱。
ひかえめなのは長所ですが、熱い胸の内はもっと表現して。

岩田裕子

12月2日

さざんか〈ツバキ科〉

☆花言葉――謙譲
漢字で「山茶花」。
中国だと、この名は椿をさすとか。
さざんかは、中国では「茶梅」と書くのです。

形も色も椿の花とよく似てる。
少しだけ小ぶりなので、「ひめつばき」、「こつばき」の名もあります。
見わけるポイントは、散りぎわ。
椿がポトンと一度に散るのに比べ、さざんかはハラハラと花びらを散らす。
花びらは薄く波うってるところも違います。
椿と同じく、種子から油をとります。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
勉強家でガッツがあり、仲間のリーダー格。
弱い人を助けるやさしさも持っています。
恋愛運は、好みが激しいのですぐうまくはいきませんが、それだけすてきな恋ができます。

岩田裕子

12月1日

カトレア〈ラン科〉

☆花言葉――魔力
少し気どった「花の貴婦人」。
らんの中で、いちばん有名な花です。
中央、そして南アメリカ原産。

日本で見ると、気がつよそうな花……の印象だけど、南米の熱気のなかでは、かわいい花にも見えるかもしれません。
ラッパのようにとがった花びらが、いたずらっ子みたい。
色は、ローズ色、白、黄、オレンジ、紫など。また微妙に色のまじったのも。

イギリスの植物収集家カトレイにちなんで「カトレア」と名づけられました。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
気品があって、バイタリティーにあふれるあなた。
近づきがたいと思われてるかもしれません。
自分から近づかないと恋もうまくいかないかも。

岩田裕子

11月30日

ローズマリー〈シソ科〉

☆花言葉――私を思ってください
すっきりした強い香りで、古くから香水やオーデコロンに使われてきた、ローズマリー。
美しい青紫の花を咲かせます。
でもこの花は昔、白かったとか。
聖母マリアが、幼児だったキリストの下着をローズマリーの藪のうえでかわかした。
その日から花の色が、聖母を象徴するブルーに変わったという。

潮騒の聞こえる土地によく育つので、「海の露」とも呼ばれます。
妖精の植物なので、教会につるすと、彼らを歓迎する合図になるとか。
羊料理によくふりかけられる香辛料です。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
あなたとおしゃべりしたくて、毎日楽しみにしてる友達がいます。
でも、自分のことを相談するのはへた。
早く恋人を見つけて、甘えて。

岩田裕子

11月29日

香水木〈クマツヅラ科〉

☆花言葉――忍耐
茎から香料のバーベナ油がとれる。
あまりに人の心をくすぐるさわやかさなので、香水木の名がつきました。
どちらかというと、レモンの匂いに似てる。
それで、英名は「レモン・バーベナ」という。
今、人気のハーブの中でも、とくに注目されているのです。

常緑性の低い木で、魔力をうわさされるクマツヅラ科に属する。
この科の植物は、北欧神話では雷神トールに、ローマ神話では美の女神ヴィーナスにささげられています。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
好ききらいがはっきりしているので、なかなか心を開かないほうです。
でも、わかってくれる人は必ずいるもの。
確実に成功できる人です。

岩田裕子

11月28日

サフラン〈アヤメ科〉

☆花言葉――歓喜
秋の花がすべて散り終えたころ、牧草の精が花の女神フローラにお願いした。
「淋しがっている子羊のために、花を咲かせてください」と。
そして、フローラの指先から生まれたのが、サフラン。
冬も間近な季節、淡い紫の花びらが目のさめるようにあざやか。
曙の女神オーロラは、サフラン色の馬車に乗っているとされる。

黄色のめしべを乾燥させると、高価なスパイスになります。
ブイヤベースやパエリヤなど、地中海料理に欠かせません。
香りに食欲をそそられる。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
遊び好きな人。
ちょっとそそっかしいけど、みんなの人気者ですね。
心の底からわきあがる思いを大切にすると、うまくいきます。

岩田裕子

11月27日

綿〈アオイ科〉

☆花言葉――優秀
アメリカ南部は7月になると、まるでサウナ風呂の中のような蒸し暑さなのだそうです。
綿の花は、この季節に咲く。
むくげに似た白やピンク、赤や黄色の可憐な5枚の花びら。
花が散り、実が熟すと、種子をつつんだ白い綿毛が、もあっと外に飛び出すのです。

昔は、黒人奴隷がひとつひとつつみとった白い綿の実を、今は機械が一気に取り入れるのだとか。
そして、私たちの大好きなアメリカのジーンズなどになるのですね。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
あなたがいると、グループがいつもより活気づくの。
天性の指導者。
人を平等に扱うのになれてる。
好きな子は特別扱いしていいのよ。

岩田裕子

11月26日

ギンバイカ〈フトモモ科〉

☆花言葉――愛のささやき
白やばら色の優美な花を咲かせ、女神アフロディテにささげられていた。
アフロディテの恋人アドニスがイノシシ狩りに出かけると、女神はギンバイカの森に行き、休息するのだといいます。
アフロディテの波うつ金髪は、この植物で結わかれていた。

英雄アイネイアスにその葉を1枚与えたので、彼は恋に酔いしれた気分になったという。
恋の魔力をもつギンバイカ。
若い娘が、この葉をせんじて飲むと、美しくなるとの伝説もあります。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
美の女神アフロディテのように、美的センスにすぐれている人。
あなたは好きな人を自分のものにする力を持っています。
幸せな人!

岩田裕子

11月25日

くず〈マメ科〉

☆花言葉――恨み
その葉は山野に茂りに茂っている。
つる性なので樹木にびっしりからみつき、一方では太い地下茎を土の中にめぐらせ、たくましいのです。
ところが、花は可憐。
紫の、ちっちゃく結んだリボン状の花を、その穂全体に咲かせて、ろうそくの炎のよう。

花の魅力がきいたのか、秋の七草のひとつに選ばれている。
人助けの植物でもあり、根からとるでんぷんは葛切り、葛そうめん、葛湯、葛もち、風邪薬の葛根湯の原料。
茎の繊維で布を織り、着物にした時代も。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
一途に想う人を愛します。
一見おとなしそうなのに、心の強いあなた。
あまりに愛しすぎて、周りが見えなくなることも。
落ちつきを大切に。

岩田裕子