10月31日 かぼちゃ

かぼちゃ〈ウリ科〉

☆花言葉――広大
この日、10月31日は、世界じゅうの魔女や魔法使いが、大っぴらに外を歩き回るという。
それで子どもたちは魔女の扮装をして、(彼らに人間だと気づかれないよう)町を練り歩く風習があるのです。
ハロウィーンのお祭り。

忘れていけないものがあるわ。
かぼちゃのちょうちん。
中身をくりぬいて、目鼻をつけて、中にろうそくを立てるのよ。
子どもたちのお守り。
だって、魔女の呪いをふせぐ野菜なのですもの。
日本でも、冬至にかぼちゃを食べて、幸運を祈るのです。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
あなたは、きっと大物になるわ。
恋人もきっと同じタイプ。
ふたりそろえば、すばらしい夢が、夢のままではなくなります。
今は準備期間。

岩田裕子

10月30日 アジアンタム

アジアンタム〈ワラビ科〉

☆花言葉――愛きょう者
おしゃれな観葉植物アジアンタム。
三角形の小型の葉をちりばめ、まるで点描派の画家スーラの描いた風景画を見るような美しさです。
世界じゅうの熱帯、温帯に生育する西洋のシダの一種。
日本には明治中期に渡来し、今も人気は衰えていません。

いちばん普通に見られるA・クネアタムという種類は、鉢植はもちろん、切り葉としてほかの花と合わせ、ブーケにします。
その軽やかな緑を合わせると、花が突然、華やかな色をおびる。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
あなたは明るくて学校中の人気者。
でもあまりに目立ちすぎて、遠い存在の人だと思ってる友達も少なくありません。
少し落ちついて話すようにすれば、今以上に魅力的に。

岩田裕子

10月29日 すいれん

すいれん(青)〈スイレン科〉

☆花言葉――清純な心
3人の水の精のお話。
いずれも花にまけない美しさでした。
ある日、母の女神が、3人の希望を聞く。
冒険好きの長女は「海を見てみたい」といいます。
社交的な次女は「海もみたいし、でも神のおきてのままに」と答える。
内気な末娘は「お母さまのいうとおりにします」とうつむくだけ。

そこで母は、長女を海の、次女を入江の、末娘を泉の女神にしたという。
この内気な娘も夏の間だけ姿を見せるのです。
恥ずかしいので美しい「すいれん」になって。
ギリシア神話。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
きれいに澄んだ水のように美しい心のあなた。
今後、多少の苦労は待ちうけていますが、試練と思ってクリアしてね。
必ず素敵な人生に。

岩田裕子

10月28日 アシ

アシ〈イネ科〉

☆花言葉――神の信頼・音楽
アシは、日本の書物にその名をとどめる最古の植物。
『古事記』にひんぱんに登場するように、古代日本は、そこかしこにアシの生い茂った国だったらしいのです。

有名なのは『いなばの白うさぎ』。
賢いうさぎが川を渡ろうとして、ワニをだまし、報復に毛皮をはがれて泣いていた。
そこに大国主命が現れ「がま(アシ)の穂にくるまれば毛が生えるよ」と教えてくれたのです。
丸裸のうさぎは、そのとおりにして、もとの白うさぎに戻ったという。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
ほめことばに弱く、おだてにのりやすいほう。
一見気が強そうなのに、じつはかわいらしいのです。
人を見る目さえつければ、必ず幸せに。

岩田裕子

10月27日 ヘリオトロープ

ヘリオトロープ〈ムラサキ科〉

☆花言葉――誠実
ペルー原産。
ムラサキ科の花だけあって、紫色の花が枝からこぼれおちそう。
はじめは紫や藤色なのに、しばらくすると白い花になるのが珍しい。
ヨーロッパに伝わったのは、18世紀半ばごろ。

水仙に似た香りが好まれ、香水の原料にもなりました。
高さ50~70センチ。
葉の表面には細かな毛が生え、白っぽい緑をしている。
温室で育ち、鉢植となって、私たちの目を楽しませてくれます。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
あなたは献身的。
そして集中力があるので、これと思った課目の成績はぐんぐん上げる力があります。
恋にものめりこむほう。
それだけの情熱があれば、相手は必ずあなたのもの。

岩田裕子

10月26日 りんご

りんご〈バラ科〉

☆花言葉――誘惑
りんごの中でも有名なのは、女神たちのりんご。
不和の女神エリスが、黄金のりんごを投げこんだ。
「もっとも美しい人に」と書いてある。
3人の女神が「私のもの」と名のりをあげた。
神がみの王ゼウスの妻ヘラ、愛と美の女神アフロディテ、知恵と戦いの女神アテナ。

ゼウスも困って、美少年の羊飼いパリスに審判させたのです。
ヘラはパリスに力と富を、アテナは巧妙と手柄を、アフロディテは世界一の美女を贈ると誘惑し、パリスはアフロディテを選んだ。
ギリシア神話。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
屈託がなく、いつも元気いっぱいのあなた。
センスがよく人づき合いも上手なので、人気運は抜群。
危険な誘惑も多いので、気をつけてね。

岩田裕子

10月25日 カシ

カシ〈ブナ科〉

☆花言葉――勇気
北欧では、雷神トールにささげられたカシの木。
雷がよく落ちるのですって。
日本では、「どんぐりのお父さん」です。
同じ種類なのに、イメージのちがうのがおもしろい。

その葉はスラリと細く、1年じゆう緑を茂らせている。
幹の高さは10メートルほどと、堂どうとした体格。
おしゃれで自慢できるお父さんみたい。

名前の似てるカシワとは、同じブナ科の親類どうし。
カシワの実も、どんぐりです。
てっぺんにヨージをつきさして、くるっと回せばこま遊び。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
計画をたて、そのとおりに実行する勇気のある人。
あなたの一生は挑戦につぐ挑戦。
どんな試練があってもきっと切りぬけられます。

岩田裕子

10月24日 ふよう

ふよう〈アオイ科〉

☆花言葉――繊細な美
中国に「成都」という都市があった。
ときの皇帝は、城の周囲40里にわたって、ふようの花を植えさせ、城中もまたこの花であふれさせて、その華やかな美を楽しんだという。
中国原産。
淡いピンクのこの花は、酔芙蓉の呼び名があります。
ほのかな紅が風にふるえるその様子は、色っぽい美女を思わせる。
昔の人は、酒にほろ酔いかげんの楊貴妃にたとえたのです。

純白のこの花は、日本では、富士山にたとえている。
一輪の芙蓉に秋をとどめたり   虚子

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
優雅なものごしが身についてる。
魅力的な人です。
微妙な美しさが漂ってるので、異性に追いかけられそう。
でも恋人は自分から選んで。

岩田裕子

10月23日 はこべ

はこべ〈ナデシコ科〉

☆花言葉――追想
4人姉妹の個性が楽しい『若草物語』。
それぞれが好きな花を庭に植えるのだけど、いちばん心やさしい三女ベスの選んだ花は「はこべ」。
小鳥の餌だからですって。

山道、畑、道端など、に生えている。
背丈は15~30センチ。
白い小さな花びらが、いたるところてんてんてんと緑の葉のあいだから顔を出し、まるで小鳥の足あとのよう。

春の七草のひとつ。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
泉のごとく発想がわき出る。
天性、企画力が豊かな人。
あなたには簡単でもほかの人にはとてもむずかしい、そんな優れた才能の持ち主。
過去にとらわれすぎなければ幸せに。

岩田裕子

10月22日 きんもくせい

きんもくせい〈モクセイ科〉

☆花言葉――謙そん
木の犀と書いて、「木犀」。
この木の肌が、動物の犀の皮に似ているからですって。

きんもくせいは、金の花を秋のさかりに咲かせ、ぎんもくせいは、銀の花を秋の終わりごろに咲かせるのです。
実際は、金の花は黄色がかったオレンジ、銀の花は、白い花。
どちらも小さな花をかたまって咲かせ、木からこぼれおちそうなほど。

なによりも人をひきつけるのは、甘いその香り。
中国では、ウーロン茶の香りとしているとか。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
人がらがよく、ひかえめ。
あなたに胸を熱くしてる人は多いはずです。
周りを見回してみて。
謙きょなのは長所。
だけど、愛には積極的に。

岩田裕子