ひなぎく(ピンク)〈キク科〉
☆花言葉――明朗
淡いピンクの花びらに、黄のめしべをひょんとのぞかせ、かわいいひなぎく。
それなのに、北欧では、農民を手こずらせる罪な雑草なのです。
あるひなぎくが、カゴの中のひばりに恋をした。
その飼料となって、彼をなぐさめようとする。
しばらくして、鳥は死んだ。
手厚く葬られるヒバリに比べ、やさしい恋人のひなぎくは、「じゃまな雑草」と道端に捨てられてしまう。
アンデルセンの童話です。
聖母の涙から生まれたとされ、「マリアのかわいい花」の名もある。
◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
天使のように明るく無邪気。
うそつきにかんたんにだまされてしまう。
もう少し疑うことをしないと、天使の羽もそのうちボロボロに。
<岩田裕子著 バースディ花うらない366(小学館)より>