7月31日 ゼラニウム

ゼラニウム〈フクロソウ科〉

☆花言葉――愛情
おとなりのローリー少年が気になってしかたがない4人姉妹。
風邪をひいた彼のために、長女のメグは、お手製のブラマンジェを、ジョーは本を読んであげる時間を、ベスはかわいがってる3匹の子猫を提供する。
末娘のエイミは? ブラマンジェのお皿のまわりに、美しく飾られたゼラニウムの緑の葉と、まっ赤な花。エイミが大切に育てている鉢植から、自分で手折って、添えたのです。
『若草物語』のワンシーン。その後、エイミは、ローリーの妻となりました。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
涙もろく感情豊かな人。好ききらいがはっきりしてるので、敵もいるかもしれません。その感情を少しセーブすれば、何事にも成功します。

岩田裕子

7月30日 ほうせんか

ほうせんか〈ホウセンカ科〉

☆花言葉――私に触れないで
ギリシア神話。オリューンポスの神殿で、ある女神が盗みの疑いをかけられた。結局は、意地悪な神のいたずらとわかり、疑いは晴れたけれど。潔癖な女神には、疑われたこと自体が大きな屈辱でした。
くやしさと恥ずかしさのため、自らほうせんかの花に姿を変えた。実が熟すると、そっと触れただけで、種がはじけ散る。それは女神が、自分の心をひらき、今も無実を訴えているのだとか。
この花びらを爪にぬると、ほんのり色づいて、マニキュアになるわ。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
好ききらいがはっきり。でも、わがままが許されるのは、子どものうちだけよ。持ちまえの明るさで、苦手な人もあなたのファンにしよう。

岩田裕子

7月29日 クローバー(紫)

クローバー(紫)〈マメ科〉

☆花言葉――勤勉
アイルランドの国花。葉が心臓の形をしているところから、誠実と希望の象徴です。魔女や邪眼(悪魔の眼)から、人間、動物を守る植物といわれています。
四つ葉のクローバーが幸運のシンボルとなったのは、19世紀のこと。普仏戦争で一兵士が、これを身につけていて命拾いしたからだとか。
五つ葉は幸運、六つ葉は名声と予言の力、七つ葉は無限の財運を招くお守りですって。めったに見つからないけど、探してみては?

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
人生に迷いはじめたら、今までのことをきれいさっぱり忘れてみるのも解決の近道。自分の裸の姿を見つめて。必ず飛躍できるはずです。

岩田裕子

7月28日 ほおずき

ほおずき〈ナス科〉

☆花言葉――偽り
鬼の灯と書いて「鬼灯」。赤の袋にかこわれた赤い実が、鬼のもつ怪しい灯に見えたのかもしれません。
日本の神がみが活躍する『古事記』の中には、9つの頭を持った怪獣「ヤマタノオロチ」が、ほおずきのような目をしている、と書かれています。童話の国の植物のよう。
子どものおもちゃです。赤の袋をみかんの皮みたいにむくと、赤い実が顔、袋が着物の、素朴なお人形になるの。
その根は、せきをしずめる薬にもなる。夏、淡い黄色の花がひっそり咲く。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
静かでひかえめな性格。凝ったものより自然に心ひかれるナチュラル派です。犬や猫と仲よし。外国に行くと、きっとよいことがあるわ。

岩田裕子

7月27日 チコリ

チコリ〈キク科〉

☆花言葉――節約
青い花に、魔力が宿っている。この草を身につけると、他人の目に見えない。また鍵に近づけると、パカッとあけてしまうともいわれます。
英雄がこの草の力を借りて、岩山の扉をひらき、宝物を見つけたといいます。彼はその後、チコリのことを忘れてしまい、そのためチコリの精に仕返しされたとか。
ただし、チコリの魔力は、聖ジェームズの祭日である今日の正午、黄金の鋤で刈りとったものにしか宿らないのですって。
サラダにするとおいしいよ。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
素直で正直なあなた。若いうちは恋愛に苦しみますが、大人になると、幸せが約束されています。むだなお金は使わないほうが、ラッキー。

岩田裕子

7月26日 せきちく

せきちく〈ナデシコ科〉

☆花言葉――女性の美
5枚の花びら。その先には深いギザギザが入って、女の子のおしゃれなひらひらドレスみたい。ピンクや藤色、白などの愛らしい、せきちく。
せきちくは、またの名を「唐なでしこ」というのです。中国(唐)から渡ってきた、という意味。それはちょうど平安時代のことでした。
この花の熱心なファンがいるのよ。平安時代の名エッセイスト、清少納言です。
「草の花は、なでしこ。唐のはとくに…」とほめまくっている。
英語名は、「ダイアンサス」というの。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
純潔で優美。女らしさにあふれてる。今そうじゃなくても、きっとこれからそうなるわ。蝶と結婚するのが似合いそうな、かわいらしい人。

岩田裕子

7月25日 小麦

小麦〈イネ科〉

☆花言葉――富
黄緑の小麦の穂が生えそろっている畑は、みずみずしい美しさに、見ていて元気が出てくる。
古代ローマでは、農耕神サトゥルヌスの植物でした。西アジア原産で、このあたりでは新石器時代、すでに栽培していたという。そのせいか、旧約聖書にこんな伝説があります。
パレスチナ地方は昔、小麦を収穫するころになると、いつも晴天でした。ところが人びとは自分たちの王を望み、選び出してしまう。神は怒り、罰として、この季節にも雨や雷で邪魔をするようになったという。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
意志が強く、努力心旺盛なタイプです。孤独にも強いし、責任感も人一倍。しかも負けすぎらいなので、望むだけお金持ちになれそう。

岩田裕子

7月24日 クランベリー

クランベリー〈ツツジ科〉

☆花言葉――心臓病を治す
クリスマスの伝統的な七面鳥料理。クランベリー・ソースをそえていただくのが、正式なんですって。
この組み合わせは、ネイティブアメリカンに教えてもらったのです。17世紀にイギリスから来た人びとがアメリカに上陸したとき、彼らをパーティーに招いた。そのときに聞いた、と言われています。
アメリカでは、クランベリーの栽培が大だい的に行われている。それはひたすらクリスマス・ディナーのためなのだとか。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
あなたはそのつもりはないのに、親切っていわれる。思ったままをしてるだけなのに、みんなに感謝されてるわ。人のための仕事に向く人。

岩田裕子

7月23日 わさび

わさび〈アブラナ科〉

☆花言葉――デリケート
長野県安曇野は、夏でも涼しく、さわやかな気候の町。そこにわさび畑が広がっているのです。きれいな葉っぱでした心臓の形でわずかにギザギザがある。
そして流れる水のさらさらときれいだったこと。わさびはデリケートな植物。このような土地でないと、育たないのだとか。
春さき、小さな白い花をつけます。根は節のある円筒形で、ピリッと刺激のある味がたまらない。
「ホースラディッシュ」は西洋わさび。ローストビーフには欠かせない付け合わせです。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
あなたはときどきいらいらしてる。気にいらないことを我慢してるのじゃないの? 優しい人。でもときには爆発するのもおもしろいわ。

岩田裕子

7月22日 マーガレット

マーガレット〈キク科〉

☆花言葉――心に秘めた愛
子どものころのあこがれの花でした。
好みの花って年代でかわると思う。幼稚園時代は、チューリップ。小学校に入って、ばらに毎日みとれるようになり、高学年になったら、断然マーガレット!

あの清楚で少女らしい雰囲気に胸がおどった。自分がああなれないのなら、お友達がマーガレット。それでも、幸せと思ってたの。現実には、私の友達は元気すぎたけど。
今も、あの白い花びらを見ると、過ぎさった少女時代を思い出します。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
遊び好き。いたずらっ子ね。子どもっぽいって思われてるほう。だけどあなたにも心に秘めた愛があるはず。さりげなく近づけば恋は実るわ。

岩田裕子