4月30日 あすなろ

あすなろ〈ヒノキ科〉

☆花言葉――不滅
マドンナにあこがれて、歌手をめざしてる女の子。
あすなろも、そんなふうです。
彼女の、あこがれの対象は、ひのき。
「明日はひのきになろう」と願ってる。
それであすなろと名づけられたとか。

常緑の背の高い木で、厚い葉っぱはリバーシブル。
葉の表は緑、裏は雪のような白。
花はめだたないけれど、きれいな青で、4月か5月にひっそりとひらく。
その木材は建築用として活躍してる。
ひのきじゃなくても、充分すてきな、あすなろ。
またの名を、ヒバ。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
おっとりとした育ちのよいあなた。
趣味を大切にした、心豊かな一生を送るでしょう。
情熱をささげる相手は婚約者。
不滅の愛となります。

岩田裕子

4月29日 やえざくら

やえざくら〈バラ科〉

☆花言葉――しとやか
片手に手さげかばん、片手にこうもり傘のメアリー・ポピンズ。
彼女が雲から降りてきて、住みついたのは、さくら通り17番地です。
さくら並木を子どもたちと毎日、散歩。
さくらの枝が日陰をつくり、暑い日にも快適なのです。
木の上ではカッコウが鳴き、寄り目の猫が、虫を追ってるのですって。

このさくらが八重桜かどうかは書かれてないけれど……。
京都御所のさとざくら、平安神宮のべにしだれは、どちらもみごとな八重桜です。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
おとなしくて淋しげな印象。
そのため異性からは人気があります。
同性にはけむたがられるかも。
忍耐強く待てば、すてきな人に会えます。

岩田裕子

4月28日 アザレア

アザレア〈ツツジ科〉

☆花言葉――愛の喜び
いちばんの産地はベルギーです。
この国のゲントという町のパン屋さんが、さまざまなアザレアを作り出したという。
なかでも、「ゲント・アザレア」は、もっとも華やかで美しく、ベルギーの代表的な花とされています。

銀行家ロスチャイルドが改良した、「エスパー・アザレア」というのも世界じゅうで人気だそうよ。
どこまでも派手な雰囲気が好まれるのか、アメリカ人にも人気の花です。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
純粋すぎて、傷つくことの多い人。
今の純粋さを愛する人が現れるまで保ってください。
そのとき、愛の喜びを100パーセント味わえます。

岩田裕子

4月27日 ラベンダー

ラベンダー〈シソ科〉

☆花言葉――期待
「ミス・ラベンダー」を知ってる?
ミス・コンの優勝者ではないの。
『赤毛のアン』と友達の中年女性なのです。
髪もほわっと美しく、薄青のばら模様が浮き出たクリーム色のドレスを着て、少女のよう。

庭には、お母さんが植えたラベンダーの茂みがあって、アンとダイアナにその花束をプレゼントするのでした。
お父さんがこの花を好きでラベンダーと名づけたのですって。
淡い紫の小さな花をいっぱいにつけて美しい。
香りがよく、香水やオーデコロン、せっけんにも混ぜられます。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
少しわがまま。
話し合えばお互い許し合えるはずなのに。
もう少し自分を抑えるようにして。
そうすればあなたの個性は、美しく花ひらく。

岩田裕子

4月26日 マグノリア

マグノリア〈モクレン科〉

☆花言葉――華麗・壮大
どこか不思議な花だとまえから思ってた。
なにしろ大輪なのです。
陶器のようになめらかな白のしゃもじのような花びらを9枚も重ね、かわいたようなマグノリアの花。
胸を張ってそびえ立つ背の高い木に、香りもよく花ひらいている。

日本で目立つのは当然で、もともとは北アメリカの南部が産地。
あちらでは、よく見かける木で、南北戦争を舞台とした小説『風と共に去りぬ』にもよく登場している。
日本にもたらしたのは、この戦争で南軍をひきいたグラント将軍だとか。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
新しい時代を開拓する大きな力を秘めている。
次の時代をになう人。
恋愛には理想が高く、「この人」と思う相手が現れるまで待ち続けます。

岩田裕子

4月25日 あさ

あさ〈アサ科〉

☆花言葉――運命
夏になると、黄色い小花を点々と茎いっぱいに咲かせる、麻。
原産地は中央アジアで、日本には古代に渡来しました。
その繊維を布にして、服をつくったのでした。

西洋の言い伝えによると、未来の夫の顔を見たいときは、夜中、教会のまわりを、麻の種をまきながら、走り回るのですって。
そして「愛する人、顔を見せて」とふりむくと、未来の夫がそこにいる。
ちょっとしたホラーね。
聖マルコ祭(4月25日)の前夜に行う行事です。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
いやなことがあっても、「これも運命」とあきらめ上手。
気分の切りかえが早く、いつも明るい人ね。
でも恋愛にはあきらめべたになって。

岩田裕子

4月24日 いちじく

いちじく〈クワ科〉

☆花言葉――豊富
歴史に初めて登場したのは、旧約聖書。
「エデンの園」を追放されたアダムとイヴの、はじめて身につけた衣装がイチジクの葉なのです。
この木の実は、ほどよく甘くて、ジャムにもなる。
ヨーグルトに混ぜると、美味。

漢字で「無花果」と書くのは、花が実の内部に咲き、外から見えないため。
イギリス人はリンゴに、フランス人はナシに、イタリア人はイチジクの味にうるさいと言われています。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
話し上手な人。
おしゃべりとか、うるさいとか言われないのは、あなたがひとつひとつの会話を大切にしてるから。
説得力があり成功します。

岩田裕子

4月23日 三色すみれ(紫)

三色すみれ(紫)〈スミレ科〉

☆花言葉――もの思い
この花は、はるか昔、ミルク色の花びらでした。

あるときキューピッドの放った矢が刺さる。
傷口からドクドクと血が流れ、そして生まれたのが、紫の三色すみれ。

孫をなくして、孤独にとじこもる老人がいました。
隣家の少女ベスは、彼をなぐさめようと、三色すみれの模様が入った上靴を編んでプレゼントしたのです。
老人の凍った心がふわっとほどけた。

彼のお礼は、ベスを本当に喜ばせました。
それは、孫娘のものだったかわいらしいピアノだったのよ。
『若草物語』の中の、すみれ色のエピソード。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
ひっこみ思案なほうですね。
「人を傷つけるのでは」と思うと、何もいえなくなってしまうのです。
純情な人――だからみんなに愛されてる。

岩田裕子

4月22日 パセリ

パセリ〈セリ科〉

☆花言葉――勝利
いつも身近で、食卓をにぎわしてくれるパセリ。
白く、かわいらしい花が咲きます。
ローマ時代は、軍神マルスにささげられていた。
さまざまな競技のあとで、勝者にはパセリの花冠をかぶらせたといいます。

またこの草を食べると、お酒に酔わないともいわれていました。
イギリスでは、パセリを他人からもらうと幸せになれないとされ、ほしいときは、人の家から盗むことになってたんですって。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
けっこう気の強いほうですね。
負けずぎらい。そのため人から自信家に見られがちで損をします。
勝利をあせらず、ときにはひいてみては。そのほうが結局は勝利への近道です。

岩田裕子

4月21日 チューリップ(白)

チューリップ(白)〈ユリ科〉

☆花言葉――失恋
チューリップって、幸せそう。
ほっぺをふっくらふくらまして、金色に輝く光のお菓子を、思いっきりほうばってる――そんな感じです。
まさに、春の申し子!

オランダの伝説。
城下町に住む美少女が、3人の騎士に求婚された。
それぞれから家宝の王冠、剣、黄金が贈られました。
少女はひとりを選ぶのがつらく、花の女神に祈って、花に身を変えてもらう。
そのとき手にしていた王冠が花びらに、剣が茎に、黄金が球根となって、世にも美しいチューリップの花になった。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
相手を恋にひきずりこんで、知らん顔。
そんないじわるをする人です。
あなたに恋した人は不幸。本当に好きな人にはその癖を出さないで。

岩田裕子