カテゴリー別アーカイブ: 花うらない

6月24日

フランス菊〈キク科〉

☆花言葉――忍耐
初夏の1日。フランスの田舎を散歩すると、あちこちに雪でも降ったかのように純白の花が咲き乱れている。それが、フランス菊。
野原をまっ白に染めるので「悪魔のデージー」「白い雑草」と大人にはきらわれています。でも、子どもたちには身近な遊び友達。「野原のマルグリット」と呼び、愛しているのです。
この花は、聖ジョンにささげられている。今日は、中夏節という聖ジョンの祭日。前夜祭に飾られるのは、街じゅうを極上の白いレースのようにふわりとおおいつくしてしまうフランス菊。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
夢があるのですね。きらめく未来を切り開こうと、可能性に賭けているのでしょう。つらくてもあきらめなければ、それは必ず実現します。

岩田裕子

6月23日

黄しょうぶ〈アヤメ科〉

☆花言葉――やさしい心
濃い黄色の花を咲かせる。「水辺の黄色い旗」と呼ばれるのは、それだけ目立ちやすいからでしょう。
その根は体によいとされ、子どもが首からかけたりしたとか。
掘り出すときは、3か月まえ、そのあたりの地面にハチミツ酒をそそいでおく。剣の先で3度円を描いたあと掘りおこし、その根は天に向かって差しあげる……、と決まっているのですって。
黄しょうぶの花びらを、血のにじんだ場所へのせると、その日のうちに傷がふさがるといわれています。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
小さいときから、約束をきちんと守る子。両親のしつけがよかったのですね。無理しすぎると、爆発します。ときどきのんびりしてみては。

岩田裕子

6月22日

レモン〈ミカン科〉

☆花言葉――熱狂
だらけた自分を叱ってくれるシュワッとした酸味。内側から発光でもしているかの金色。そして、すきのない曲線美。
梶井基次郎の名作『檸檬』は、お金もなく、することもない、落ちこんだ気分の学生が、果物屋の店先でレモンを見つけ、気分が晴れやかになるお話。作者は本の中で、レモンのことを「金色の爆弾」と書いています。
その花は白。そして白に、ほんの一滴、絵の具をポトッとたらしたような淡い藤色。この二色があります。
初夏に、妖しく花ひらく。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
パワフルに物事を解決していける人。そんなあなたを、うらやましがっている人も多いのですよ。これからも直感を信じて、つき進もう。

岩田裕子

6月21日

ブナ〈ブナ科〉

☆花言葉――繁栄
メーテルリンク作『青い鳥』には、さまざまな木の精が顔をのぞかせています。
たとえば、ニレの精はぶくぶく太って、気むずかしそう。ぼだいじゅの精はおだやかで親しみやすい。カバの精ははにかみやで……。
そしてブナの精は、優雅で快活。そんな感じの木なの。
背は30メートルで、葉は整った卵形。5月に黄の花が咲き、落葉する美しい木。育ちのよい、おしゃれな男性みたい。ブナの木と結婚した木の精は、とても積極的だったといいます。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
頼まれるとイヤといえず、いやなことがあっても「まあ、いいや」で忘れてしまう。その天性の明るさが、福の神を呼び、繁栄します。

岩田裕子

6月20日

カンナ〈カンナ科〉

☆花言葉――堅実な生き方
けだるい熱さを引き裂くように咲く、情熱的なカンナ。日本では、夏から秋に咲きますが、熱帯では、1年じゅう花ひらいているという。
ミャンマーにこんな伝説があります。
デワダットという悪魔が、仏陀を憎んで、崖の上で待ちぶせた。仏陀がさしかかる。悪魔は石を投げ落とす。石は仏陀の足にあたり、どくどくと血が流れ、その血だまりから咲いた花が、カンナ。悪魔は大地の怒りにふれて、地底にのみこまれたという。
花の色は、赤、オレンジ、黄と華やか。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
困難に出会ったとき、針路がふたつに分かれたとき、自分で「大丈夫」と思えるほうを選びましょう。あなたは一歩一歩確実に進んでいく人。

岩田裕子

6月19日

すいかずら〈スイカズラ科〉

☆花言葉――愛のきずな
人が蜜を吸うときの、くちびるの形に似てるから「すいかずら」。花の色は、はじめ白でその後、黄色になるので、「金銀花」とも呼ばれます。
茎が細ながく、ほかの木にからみつくので、恋人の愛の象徴です。古代ギリシアでは、恋人に求愛する男性は、すいかずらとツタの花冠をかぶったのだとか。
野生であっても、香りのよい花。イギリスの花ごよみでは、6月の花にあたる。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
博愛主義者です。でも誰かさんにはちょっとイジワル。気になるのよね。あなたは人を見る目があるので、いいと思ったらつき進んでも大丈夫。きっと素敵なきずなができるわ。

岩田裕子

6月18日

タチアオイ〈アオイ科〉

☆花言葉――熱烈な恋
避暑地の花のタチアオイ。夏の高原の、冷たくすきとおった空の下で、すっくと茎をのばし、大きくて無邪気な花を、いくつも咲かせるのです。背が高く、花も大きいのに可憐で、丸い瞳の大柄な少女のよう。
ヨーロッパでも人気がある。作家、マルセル・プルーストによると「マストのように軽やかで、円柱のように高雅な姿」ですって。
色はピンク、青、白、紫など。八重咲きのは威厳があり、「宮廷の庭にも似つかわしいほど堂々としてる」といわれています。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
あまりにも純真一途なため、失敗すると自信をなくしてしまいがち。でも何の計算もないあなただからこそ、熱烈な恋が待っています。

岩田裕子

6月17日

カトレア〈ラン科〉

☆花言葉――年配のひとの魅力
らんの花は、遊びもぜいたくもしつくした、大人の魅力の匂いがする。カトレアは、まさにそんな代表です。ときどき仕事を忘れて子どもより大騒ぎ…… そんな大人たちに好かれてきました。
19世紀ヨーロッパの紳士たちは、この最高級の値段で、色も形も華やかな花をボタンホールにさし、気どって街を歩いたのです。21世紀の女の子より、派手好きだったかもしれないわね。
イギリスの園芸家カットレイからこの名がつきました。南アメリカ原産。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
知的でセンスよく、合理的に考える人。友達がいっぱいいます。そんな友達の中から恋人が生まれそう。大人になると、大輪の花が咲くようにあでやかな人になります。

岩田裕子

6月16日

ばら(白)〈バラ科〉

☆花言葉――あなたを尊敬する
花は数多くあるけれど、戦争の名前になったのは、ばらだけ。
15世紀後半のイギリス。ランカスター家とヨーク家が王位を争い、30年間、戦闘を続けた。その名も、「ばら戦争」。両家がそれぞれ、紅ばらと白ばらを紋章にしていたからです。
結果は、両家の令息と令嬢が結婚し、新しい王家をつくりました。新しい紋章は白ばらと紅ばらを組み合わせたものに。
関係ないけど。『白ばら紅ばら』というグリム童話もあったっけ。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
まじめさは少しおさえて。少しハメをはずしてみると、毎日が楽しくなりますよ。人に尊敬されてるあなただから、危険には近づかないはず。

岩田裕子

6月15日

あざみ(紫)〈キク科〉

☆花言葉――独立
愛らしい赤紫のあざみの花。だけども枝はトゲだらけで、だからこそ国を守ったのですよ。
13世紀、スコットランドにノルウェー軍が攻めこんだ。城をとり囲み、壕に一歩足をふみ入れると、そこは一面あざみの園。トゲにひっかかれたノルウェー兵は、悲鳴をあげて退散したという。
一国の独立を守ったこの花は、スコットランドの国花なのです。この国には、アザミ騎士団というのがあって、男の子はみんな入団したがったとか。
別名「貴婦人の指」。どちらも、ひっかくものですもの……。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
独立心のつよい人。そんなあなたを尊敬している人は少なくありません。未来の恋人もその中に。あなたからも尊敬できる人を選んでね。

岩田裕子