12月13日 つばき(白)

つばき(白)〈ツバキ科〉

☆花言葉――申し分のない魅力
『五弁の椿』という小説があります。
時は江戸時代。
清楚で美しい娘が、次つぎと5人の男を殺していく。
恋をしかけて、相手が油断したところを、かんざしでひとつきにするのです。
死体のかたわらには、必ず1輪のつばきの花。
相手はみな、父のカタキでした。

この妖艶な娘は、まさにぽってりと厚ぼったい花びらをした、美しいつばきの化身のよう。
ぽたりと土の上に落ちる、そのいさぎよさといい、なんとも魅力がある花。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
優雅な雰囲気。
品もあってかわいくて、あなたは魅力的です。
でも、自分から恋をしかけるのは苦手。
はじめは、よい聞き手になることです。

岩田裕子