10月9日 すすき

すすき〈イネ科〉

☆花言葉――勢力
見渡すかぎりの秋の野に、すすきの銀の穂が風にさやさやゆれている。日が落ち、そのオレンジ色も消えかけ、あたりには、少しずつ闇がおり始め……
その荒涼たる景色は、どこかぞおっとするほど淋しく、だけども胸がしめつけられるほどなつかしく、日本の秋そのものだという気がする。
色とりどりの愛らしい花ばかりでなく、地味な銀色のすすきの穂を美しいと感じた日本人の美意識の高さに、あらためて驚いてしまうのです。
お月見の晩は、すすきとお団子を。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
努力がむくわれないこともあったかもしれません。でもそれでやめては、あなたの長所も台無し。あきらめずつき進めば、きっと幸せに。

岩田裕子