ばら(黄)〈バラ科〉
花言葉――美
ばらの種類が格段に増えたのは、ナポレオンの時代だそうです。皇后ジョゼフィーヌがばらにくるって、パリ西北部にあるマルメゾン宮殿に、広大なばら園をつくり、世界じゅうのあらゆるばらを集めたのですって。そしてさまざまに研究がつくされ、ばらはより華やかになり、四季おりおり花ひらくようになったのです。
薔薇の花びら そとがわ光る。中へその影うつして、眠てる。(北原白秋『薔薇』)
花うらない(この日がお誕生日の方へ)
女優のように奔放で、海賊みたいにエネルギッシュ。あまりに明るすぎて、恋とは無縁のほう。だれか好きなら、恥ずかしくても告白して。
岩田裕子