4月10日 やまぶき

やまぶき〈バラ科〉

花言葉――崇高

金貨が谷底にパラリと落ちて、花になった。そんなふうに思われるやまぶきは、あざやかな黄金色の花を開かせます。でも、実はなりません。枝がしなやかで、風の吹くまま、ゆらゆらゆれるところから「山振」とも呼ばれる。

江戸城をつくった太田道灌が武蔵野で狩りをしていたとき、雨がふってきた。ある貧しい家で蓑を頼んだところ、娘が山吹の一枝を手渡した。貧しくて、山吹の実の(蓑)ひとつもありません、との意味だったのです。

 

花うらない(この日がお誕生日の方へ)

活動的でまじめな人。心の底に崇高な信念があるからです。あきらめずに、つき進むこと。あなたなら、どんな試練ものりこえられます。

岩田裕子