えんどう豆〈マメ科〉
☆花言葉――永遠の楽しみ
白い蝶に紫がまじってる。
もう1匹は赤紫の蝶。
その2匹が、細い細い茎のうえでじっとキスしてる。
そんな感じのえんどう豆の花。
すさまじい嵐の晩、ずぶぬれのお姫さまがお城へやってきた。
お妃は本物かどうか確かめようと、ベッドに1粒えんどう豆をおき、その上に敷ぶとんと羽根ぶとんを20枚ずつ重ねて寝かせた。
翌朝、少女は何か背中にあたって眠れなかったという。
こんなに繊細な人は本物のお姫さまにちがいない、とお妃は認めました。
アンデルセン童話。
◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
楽天家。話題も豊富で人をあきさせることがありません。
大好きなことに本気で夢中になると、あなたにとって生涯の楽しみになります。
<岩田裕子著 バースディ花うらない366(小学館)より>