もも〈バラ科〉
☆花言葉――恋のどれい
濃い桃色の丸い花びら。いく枚も重ねて、匂いたつような春の美少女ぶりです。どこか人をまどわすような、幻想世界の樹木。
中国の伝説です。ある男が道に迷い、渓流をさかのぼると、春霞のような桃園につき当たった。どこからともなく花のような美人が現れ、ムコになってほしいというのです。男は幸せでした。でもあるとき故郷をなつかしく思い、戻ると、200年がたっていた。
孫悟空は天帝の桃を食べて怒りを買い、地上に落とされました。 『西遊記』より
◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
表情ゆたかでことば巧み。個性的なあなたは、どこでも注目の的。理論より感情で動くから、ときどき大失敗。そんなところも魅力的ね。
<岩田裕子著 バースディ花うらない366(小学館)より>