4月24日

いちじく〈クワ科〉

☆花言葉――豊富
歴史に初めて登場したのは、旧約聖書。
「エデンの園」を追放されたアダムとイヴの、はじめて身につけた衣装がイチジクの葉なのです。
この木の実は、ほどよく甘くて、ジャムにもなる。
ヨーグルトに混ぜると、美味。

漢字で「無花果」と書くのは、花が実の内部に咲き、外から見えないため。
イギリス人はリンゴに、フランス人はナシに、イタリア人はイチジクの味にうるさいと言われています。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
話し上手な人。
おしゃべりとか、うるさいとか言われないのは、あなたがひとつひとつの会話を大切にしてるから。
説得力があり成功します。

岩田裕子

4月23日

三色すみれ(紫)〈スミレ科〉

☆花言葉――もの思い
この花は、はるか昔、ミルク色の花びらでした。

あるときキューピッドの放った矢が刺さる。
傷口からドクドクと血が流れ、そして生まれたのが、紫の三色すみれ。

孫をなくして、孤独にとじこもる老人がいました。
隣家の少女ベスは、彼をなぐさめようと、三色すみれの模様が入った上靴を編んでプレゼントしたのです。
老人の凍った心がふわっとほどけた。

彼のお礼は、ベスを本当に喜ばせました。
それは、孫娘のものだったかわいらしいピアノだったのよ。
『若草物語』の中の、すみれ色のエピソード。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
ひっこみ思案なほうですね。
「人を傷つけるのでは」と思うと、何もいえなくなってしまうのです。
純情な人――だからみんなに愛されてる。

岩田裕子

4月22日

パセリ〈セリ科〉

☆花言葉――勝利
いつも身近で、食卓をにぎわしてくれるパセリ。
白く、かわいらしい花が咲きます。
ローマ時代は、軍神マルスにささげられていた。
さまざまな競技のあとで、勝者にはパセリの花冠をかぶらせたといいます。

またこの草を食べると、お酒に酔わないともいわれていました。
イギリスでは、パセリを他人からもらうと幸せになれないとされ、ほしいときは、人の家から盗むことになってたんですって。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
けっこう気の強いほうですね。
負けずぎらい。そのため人から自信家に見られがちで損をします。
勝利をあせらず、ときにはひいてみては。そのほうが結局は勝利への近道です。

岩田裕子

4月21日

チューリップ(白)〈ユリ科〉

☆花言葉――失恋
チューリップって、幸せそう。
ほっぺをふっくらふくらまして、金色に輝く光のお菓子を、思いっきりほうばってる――そんな感じです。
まさに、春の申し子!

オランダの伝説。
城下町に住む美少女が、3人の騎士に求婚された。
それぞれから家宝の王冠、剣、黄金が贈られました。
少女はひとりを選ぶのがつらく、花の女神に祈って、花に身を変えてもらう。
そのとき手にしていた王冠が花びらに、剣が茎に、黄金が球根となって、世にも美しいチューリップの花になった。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
相手を恋にひきずりこんで、知らん顔。
そんないじわるをする人です。
あなたに恋した人は不幸。本当に好きな人にはその癖を出さないで。

岩田裕子

4月20日

レースフラワー〈セリ科〉

☆花言葉――可憐な心
レースフラワーを間近に見たことがありますか。
それはもう、花の宇宙という感じ。
やっと目にはいるくらいの小さな花びらが、無数に、でも規則的にならんで、美しい球形をつくりあげてる。

花びらは5枚で、外側ほど色薄く、米粒の半分くらいの大きさ。
まん中へ行くほど色が濃くなり、花も小さくなるのです。
これはブルー・レースの場合。
白いレースもありますが、藤色がかった、かろやかな青で、空を飛びそうなほど。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
しゃれな会話で人をひきつける。個性的なタイプ。
華やかに見えるけれど、本当はやさしくて可憐な人ですね。
恋愛には慎重なほう。

岩田裕子

4月19日

ばら(黄)〈バラ科〉

☆花言葉――美
ばらの種類が格段に増えたのは、ナポレオンの時代だそうです。
皇后ジョゼフィーヌがばらにくるって、パリ西北部にあるマルメゾン宮殿に、広大なばら園をつくり、世界じゅうのあらゆるばらを集めたのですって。
そしてさまざまに研究がつくされ、ばらはより華やかになり、四季おりおり花ひらくようになったのです。

薔薇の花びら
そとがわ光る。
中へその影うつして、眠てる。
(北原白秋『薔薇』)

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
女優のように奔放で、海賊みたいにエネルギッシュ。
あまりに明るすぎて、恋とは無縁のほう。
だれか好きなら、恥ずかしくても告白して。

岩田裕子

4月18日

かたばみ〈カタバミ科〉

☆花言葉――喜び
細い茎が地をはってのび、緑または赤紫の、かわいいハート形の三つ葉を生やします。
その軽やかな緑の間に、小さな黄の花が、かわいらしいアクセント。
花のあとのさやは、実が熟すと、自然にはぜる。

葉は蓚酸を含み、すっぱい。
学名のオクサリスも、ギリシア語で「すっぱい」という意味です。
フランスやイタリアで「ハレルヤ」と呼ばれるのは、4月の復活祭のころにちょうど花が咲きだすからだとか。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
「喜び」は輝きのある瞳から生まれるのです。
そのためには好きなことにどんどんチャレンジ。
何が好きか、誰を好きか、自分を見つめて。

岩田裕子

4月17日

スイートピー(青)〈マメ科〉

☆花言葉――やさしい思い出
フリルがかかった可憐な花びら。
世の中など何も知らないお嬢ちゃんのようなスイートピーが、もともとはシチリア島に咲く、野生の花だったとは!
マフィアの本拠地とスイートピー。
美女と野じゅうみたいな組み合わせね。

17世紀イギリスに渡り、蜂蜜に似た香り、と喜ばれた。
その後、エドワード朝の花ともいわれ、アレキサンドラ王妃の大のお気にいり。
食卓にも服にも、結婚式の飾りつけにも、スイートピーが愛されたということです。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
感受性にすぐれ、芸術的センスがある。
頼まれたことをきちんとこなす几帳面さもあり、大人たちの自慢のタネです。
恋もたくさんしそう。

岩田裕子

4月16日

シダ〈シダ科〉

☆花言葉――愛らしさ
伝説の多い植物。
シダはマムシに愛されるのですって。
そのため聖パトリックはシダに呪いをかけ、花を咲かせないようにしたそうです。
悪魔の植物。一方では、聖なる植物といわれ、魔女にこわがられました。

シダを切ったり、引っこぬいたりすると、雨が降るそうです。
シダをうっかりふみつけると、道に迷いやすくなる。
種子を靴にかくしてはくと、姿が見えなくなる。
3粒の種があれば、どんな生き物も呼びよせられる。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
つんとすました態度に見える。
それでときどき損をしますね。
ふだんはまじめにやさしく見えるのに。
好きな人のまえでは気をつけて。

岩田裕子

4月15日

やなぎ〈ヤナギ科〉

☆花言葉――憂うつ
魔女のほうきは、やなぎでできてるのですって。
魔女たちのボートもまた、やなぎの枝を組んで作られ、それに乗って海へこぎ出すという。
ケルト族の習慣では、やなぎは4月15日を表わす。
この日は、飲めや歌えの大騒ぎ。
合い間にこの木から、魔法の露をしぼりとるのだとか。

ほっそりした女性を、柳腰というのは日本。
やなぎが風にひるがえる様子が優美な女性を思わせるのです。
ギリシア神話では、パエトンという美女が、枝の長い、緑のやなぎに姿を変えた。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
繊細。そして傷つきやすい人ですね。
ある程度のことは「やなぎに風」と受け流したほうが、楽。
憂うつに負けない覚悟を持ちましょう。

岩田裕子