黒蜥蜴

シネマの宝石学―洗練された大人のおとぎ話10

そして60年代邦画の華麗なダイアモンド

「黒蜥蜴」

美貌の女賊、二の腕に、トカゲの刺青をいれている黒蜥蜴と名探偵、明智小五郎が対決するあのお話だ。原作は、江戸川乱歩。それを三島由紀夫が、耽美的に戯曲化している。

大阪の宝石商、岩瀬家が所有する巨大なダイアモンド「エジプトの星」。妖艶なマダム、緑川夫人(京マチ子、実は黒蜥蜴)は、それがほしくてたまらない。岩瀬家の令嬢、早苗(叶 順子)を誘拐し、彼女と引き換えにダイアモンドを手に入れようと、企てる。

誘拐を阻止するため、やってくるのが、「犯罪から愛されている男」名探偵、明智小五郎(大木 実)。至上の宝石をめぐり、命がけの戦いが繰り広げられる。東京タワーを取引場所に指定したり、黒蜥蜴の船にもぐりこんだ明智を海に放り込んだり。自ら殺した明智小五郎へ、愛していた、と涙をこぼす黒蜥蜴。
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そして60年代邦画の華麗なダイアモンド「黒蜥蜴」adobe_pdf_file_icon_24x24

岩田裕子