7月26日

せきちく〈ナデシコ科〉

☆花言葉――女性の美
5枚の花びら。その先には深いギザギザが入って、女の子のおしゃれなひらひらドレスみたい。ピンクや藤色、白などの愛らしい、せきちく。
せきちくは、またの名を「唐なでしこ」というのです。中国(唐)から渡ってきた、という意味。それはちょうど平安時代のことでした。
この花の熱心なファンがいるのよ。平安時代の名エッセイスト、清少納言です。
「草の花は、なでしこ。唐のはとくに…」とほめまくっている。
英語名は、「ダイアンサス」というの。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
純潔で優美。女らしさにあふれてる。今そうじゃなくても、きっとこれからそうなるわ。蝶と結婚するのが似合いそうな、かわいらしい人。

岩田裕子

7月25日

小麦〈イネ科〉

☆花言葉――富
黄緑の小麦の穂が生えそろっている畑は、みずみずしい美しさに、見ていて元気が出てくる。
古代ローマでは、農耕神サトゥルヌスの植物でした。西アジア原産で、このあたりでは新石器時代、すでに栽培していたという。そのせいか、旧約聖書にこんな伝説があります。
パレスチナ地方は昔、小麦を収穫するころになると、いつも晴天でした。ところが人びとは自分たちの王を望み、選び出してしまう。神は怒り、罰として、この季節にも雨や雷で邪魔をするようになったという。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
意志が強く、努力心旺盛なタイプです。孤独にも強いし、責任感も人一倍。しかも負けすぎらいなので、望むだけお金持ちになれそう。

岩田裕子

7月24日

クランベリー〈ツツジ科〉

☆花言葉――心臓病を治す
クリスマスの伝統的な七面鳥料理。クランベリー・ソースをそえていただくのが、正式なんですって。
この組み合わせは、ネイティブアメリカンに教えてもらったのです。17世紀にイギリスから来た人びとがアメリカに上陸したとき、彼らをパーティーに招いた。そのときに聞いた、と言われています。
アメリカでは、クランベリーの栽培が大だい的に行われている。それはひたすらクリスマス・ディナーのためなのだとか。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
あなたはそのつもりはないのに、親切っていわれる。思ったままをしてるだけなのに、みんなに感謝されてるわ。人のための仕事に向く人。

岩田裕子

7月23日

わさび〈アブラナ科〉

☆花言葉――デリケート
長野県安曇野は、夏でも涼しく、さわやかな気候の町。そこにわさび畑が広がっているのです。きれいな葉っぱでした心臓の形でわずかにギザギザがある。
そして流れる水のさらさらときれいだったこと。わさびはデリケートな植物。このような土地でないと、育たないのだとか。
春さき、小さな白い花をつけます。根は節のある円筒形で、ピリッと刺激のある味がたまらない。
「ホースラディッシュ」は西洋わさび。ローストビーフには欠かせない付け合わせです。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
あなたはときどきいらいらしてる。気にいらないことを我慢してるのじゃないの? 優しい人。でもときには爆発するのもおもしろいわ。

岩田裕子

7月22日

マーガレット〈キク科〉

☆花言葉――心に秘めた愛
子どものころのあこがれの花でした。
好みの花って年代でかわると思う。幼稚園時代は、チューリップ。小学校に入って、ばらに毎日みとれるようになり、高学年になったら、断然マーガレット!

あの清楚で少女らしい雰囲気に胸がおどった。自分がああなれないのなら、お友達がマーガレット。それでも、幸せと思ってたの。現実には、私の友達は元気すぎたけど。
今も、あの白い花びらを見ると、過ぎさった少女時代を思い出します。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
遊び好き。いたずらっ子ね。子どもっぽいって思われてるほう。だけどあなたにも心に秘めた愛があるはず。さりげなく近づけば恋は実るわ。

岩田裕子

7月21日

プラム〈バラ科〉

☆花言葉――独立
西洋すもも。
小説『プラムクリークの土手で』の中では、主人公ローラが姉さんのメアリーとプラムつみに出かけます。野生のプラムの木の茂みには、細くてかたい枝がこみあい、そこに皮うすく、みずみずしい実がびっしりとついていました。
ローラたちは、大きなバケツを持ってゆきます。ざらざらした木の幹を、すばやく、そっとひとゆすりすると、熟したその実がポトンポトンと落ちてくる。冬には、干しプラムが、たくさん食べられるわけです。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
勇気とバイタリティーでは誰にも負けません。目標に向かって、つきすすむ姿は、凛とした美しさを感じます。ロマンチストで情熱家。

岩田裕子

7月20日

ひまわり(小輪)〈キク科〉

☆花言葉――光輝
ヨーロッパには、広大なひまわり畑があるのです。左も右もどちらを向いても、風に吹かれる、一面の濃い黄色。ほんの数本しかまとめて見られない日本のひまわりと、その雰囲気のちがいに驚いた。あまりに強烈すぎて、どこか不吉な影さえ感じる。
ゴッホの名画「ひまわり」の、あのみごとに塗り重ねられた黄の花びら。あの明るい色味にも、同じ一抹の暗さがほの見える。
小輪のひまわりの鉢植えを2つ買ったことがあります。無邪気な黄色がかわいくて。ある日、盗まれてしまった。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
強烈な個性を持っていますが、そのため気が強い人と思われがち。感じよく気持ちを伝えるようにすれば、あなたの個性も光り輝くのです。

岩田裕子

7月19日

ミモザ〈マメ科〉

☆花言葉――感じやすい心
早春、花屋さんの店先を、まるで1万個の豆電球を点灯したみたいに、明るく輝かせるミモザ。
あの黄色には、まいってしまう。黄の細かな花の粒が、ミツバチのように枝にすずなりになっている。金粉の霧雨を思わせる、明るさ。別名、「ゴールデン・シャワー」といいます。
フランス南部で栽培され、春さき、北ヨーロッパに出荷されるとか。昔、フランス映画に『ミモザ館』というのがあり、複雑な女心を描いてた。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
美的センスにすぐれ、きれいなものを見るのが好きですね。お休みの日に美術館へ行ってみては。人生が変わる作品にきっと出会えるわ。

岩田裕子

7月18日

朝鮮あさがお〈ナス科〉

☆花言葉――変装
朝顔なのだけど、かなり大きい。新宿御苑の温室で見たとき、びっくりしました。午後だったので、もうしぼんでたけど。この花は夕方に咲き、翌日の昼までの命なのです。香りよく、色は白か紫。
この実を食べると、口がからからになり、吐き気がして、頭がおかしくなるとか。それほど毒性がつよいのです。でも毒をもって毒を制す。江戸時代の名医、華岡青洲は、この実から日本初の麻酔薬をつくり、ガンの手術に使いました。
別名「まんだらげ」。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
元気いっぱい、勇気りんりん。自信家なので気どっているように見られがちです、でも心やさしいので、長くつきあえば、みんな親友に。

岩田裕子

7月17日

ふうりん草〈キキョウ科〉

☆花言葉――感謝
ギリシア神話。宵の明星ヘスペロスの娘カンパニュールは、金のリンゴがなるオリュンポスの果樹園の見張りをしていた。
ある夜、盗賊が入る。少女は、それに気づき、手にしていた銀の鐘を、リ、リ、リと打ち鳴らした。あわてた盗賊。彼女の胸を一刺しすると、逃げてしまった。
翌朝、番人である巨大なドラゴンが、娘の無残な屍をみつけたのでした。「かわいそう」と花の女神フローラが、死体をふうりん草に変えたという。
銀の鐘の形をした美しい花。

◎花うらない(この日がお誕生日の方へ)
まじめな性格から人に好かれてる。でも、あまり近づかれると、逃げ出したくなるほうね。相手は、いつもとちがうあなたに、びっくり。

岩田裕子